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adviser interview

アドバイザーインタビューvol1 針谷佳代子(機能医療従事者)

   インタビュアー:成瀬久美

 

―機能医療とは何か?

まず、患者という言葉ではなくクライアントという言葉を使わせて頂きますね。

機能医療とは、“病気や不具合を治すために作られた環境/場所”のことを指します。

医者、つまり医療者がクライアントを治すのではなく、本人が自らに働きかけて治していくための場を医療者が提供していくわけです。

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―自分で自分の免疫力や細胞に働きかけるということでしょうか?

そういうことですね。もっと分かりやすくいうと、病は自分で作ったものなんです。病は自分で引き起こしていることが多いため、自分で回復させる術を当の本人が一番わかっているはず。その感覚を呼び起こすお手伝いをします。

―その自分への向き合い方、対応/処置の仕方は様々ということでしょうか。

はい。

―なるほど。ハーブをどのように機能医療的に取り入れることができると思いますか?

まずは自分と向き合うこと。つまり自分の体の状況を自分で知ってほしいです。

そこから初めて自分をどうしたら良いかがわかってくるのです。スタート地点(病の始まり)を知ることで、ゴール地点(治すべきポイント/アプローチ法)が見えるはずですから。

 

 

―herboxは自分の症状、心の状態を知るアプリでもありますが、“自分で治したい”という意識から行動する行為とも取れますよね。するとこのherboxを飲むという行為は、能動的行為とも取れますか?

もちろんです。自分のことを自分で把握し、自分でブレンドをするという行為はまさに機能医療的と言えます。

 

―ココロとカラダのつながりについて機能医療科学的なコメントをいただけますか。

心と体は同じものなので切り離すことは出来ません。全てが繋がっているものです。

 

―ハーブは飲んで吸収するだけでなく香りも重要なファクターもあると思いますが、そのあたりはどう思われますか?

人間は五感プラス第六感(一つの感覚)で生きています。その全てに働きかけるのが機能医療。機能医療は五感ともう一つの感覚、つまり第六感に働きかけることが大切なんです。

 

―なるほど。病院に行くか行かないか、という選択肢も含めて自分を見直す、つまり機能医療的に自分に向き合うことは、大切に思えます。医療の分野においても今以上に“自立型=選択型治療/アプローチ”を推奨していくことはないのでしょうか。

非常に難しい問題です。医療者は基本的に機能医療を否定し、前の処置や処方をすること、病を見る=つまり診療をすることが仕事だと思い込んでいます。時間はかかりますが、医者の方々とお話しすると心の奥底では機能医療のコンセプトに共感をしてもらえるので、ゆくゆくは理解していただけるかもしれませんが。

 

―herboxというアプリはある意味機能医療を説明していく上で一つのツールになりませんか?

なり得ます。今日は自分が疲れたな、とかそういう部分にフォーカスすることができますので。たとえば頭痛が起きたらハーブティを飲むと、それはクライアントの選択であり貴重なツールだと思います。

薬は自分で処方できないけれど、herboxは薬ではない。そこが良いのだと思います。市販薬として出していたら、もしかするとかえって賛否両論を呼ぶことになっていたかもしれないですし。

―痛みや不調にはどのように向き合うべきですか?

自分が痛いと思ったら、まずその不具合、悲鳴をあげている自分に対して感謝をしてみましょう。大体自身で痛みをねじ伏せてしまっていることが多くみられます。アラームをくれるのは感謝すべき現象ですよ。そうでないと不調に気づかないですから。

―たとえば私ですと地震の前だと頭痛が起きやすいですが、自分だけでなく環境的要因や周波数による影響もあるのでは?それは機能医療で治せるもの?

地震の予兆がわかること自体はなんの不具合ではなくて、もともと持っていた人間の感性を捨てているだけです。本来の人間にあるべき感性ですからね。

逆に今まで動かさなくてよかった部分を動かせるようになることもあります。ただそれは人間本来の構造に戻すプロセスと考えて頂きたいですね。

―では個々が生活をしていく中でどのように意識をしていけば、健康体でいられるのでしょうか。

その人が感じるもの、喜ぶものは全て十人十色であり、その個人個人の感覚や嗜好に向き合うことがまず肝要。自分に向き合う第一歩と言えますね。それから本来の自分の体のあり方に向き合っていかなくてはなりません。そうするとだんだん自分の体と心が健やかになっていくのがわかります。

―ではある意味、今は機能医療従事者(医者)は存在しますが、つまるところ個人個人、一人一人が医者とも言えるということでしょうか?

本当はそうあって欲しいと思いますが、今はまだ社会制度も保守的ですので。各専門医を上手に活用してもらいたいです。

―東京においてどうしたら良い自分らしいライフスタイルが過ごせますか?

東京だと、、、ちょっとそれは難しいですね。まず自分に向き合い自分を見つけて欲しいです。内なる声を聞いて頂きたいですね。

 

―では最後にrosy tokyo、つまり薔薇色に人生を過ごすためのアドバイスをいただけますか。

まずは毎日様々なお茶を飲むことで自分のバイオリズムがいかに違うかを知って欲しいですね。それは誰にとってもバイオリズムがあり、毎日の習慣や心理的状況を把握すること、そのための努力をすることが大事だと思います。

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